社長ブログ

2017年09月04日
九州北部豪雨災害 復興支援

2011年の東日本大震災
2012年の八女・中津(耶馬渓)の豪雨災害

あのボランティア支援とは、また違う作業内容でしたが目に映る光景は、自然の美しさを真逆に考えさせられる姿でした。

山という山の斜面は削られ、道路も流され、どこから手を付けていいのだろう。
しかし、ここには今もなお住まわれいる方がいらしゃる。
「自分に出来ることから始めよう」
まずは、この想いでしかありませんでした。

小学校の廊下や職員室にも土砂が流入し、体育館の2Fまで土砂が押し寄せた跡がありました。

10日間で土砂や流木、体育館の骨組みだと思われる金属片を取り除いた訳ですが、私たちが来る前に4日間の作業が進んでいたために、通路や重機を入れる作業道、土砂を捨てる場所まで確保されておりました。

子供たちの最後の卒業式。そして、この地域から小学校自体がなくなってしまうこと。そして、この小学校自体が歴史に幕を下ろすこと。
人と町からの想いということで、皆黙々と作業を取り組み、私も4tダンプで何度土砂を捨てに往復したでしょうか。

ようやく、半分ほどの面積が基礎面が見えてきたときには、「3月の卒業式が迎えられるといいな」と胸をあつくしました。

私ひとりが出来ることは限られていますが、何もしなければ何も動かない。
少しの協力が、復興への一助になれば幸いです。