2020年02月16日
上司に言われたこと
東京農業大学で造園科学科を専攻して、2004年に卒業した同級生の中でハウスメーカーに入社した同級生は多くない。その内の1人が私である。
造園・土木等を学んだ中に建築に関わることはそう多くありません。
1年目の新人時代に42条2項道路(道路に対して2m接道していない土地への建て替え)のお客様にご契約を戴きました。
念願のご契約をいただいたお客様ですから、上司や行政担当者に教わりながら必死に建築が出来るよう掛け合い、なんとか受理していただきました。
何度か心が折れそうになるくらい私にとっては難問だったこともありましたが、新人の私を頼ってくれたお客様に応えたかったのもあり、資料を作成しては上司と行政を往復する毎日でした。その時に、「東京は価格が高いから一件毎の敷地がどうしても狭い。こういう案件は多くあるから、この問題をクリアしてあげると自分の経験値になるよ」と背中を押してもらったことを覚えています。
いま、あのとき「逃げなくてよかった」と思います。
退職するまで同様のお客様から数件のご契約を戴きました。
それだけではなく、別の問題にあたってもお客様の問題を解消できる力がついたのは、あの上司の言葉だった気がしています。
何気ない一言だったのかもしれません。
しかし、私にとっては人生において重要な大きなアドバイスだった気がしています