社長ブログ

2024年12月28日
2024年度を振り返って

本年も残りわずかとなってまいりました。
弊社は12月28日(土)を本年の最終営業日となり年末年始休暇となります。
本年を振り返ってみて年末の御挨拶をさせていただきます。

不動産価格、物資、人件費の高騰
これが新築住宅着工戸数の大幅減少に起因して、住宅メーカーに大きな打撃を与えていることと思います。これまでの金額では購入出来なくなっています。
弊社も去ることながら、一昨年見積書の改訂を行いました。苦渋の決断ではございましたが、コロナ禍における資材高騰などに加え社員や職人たちの生活を守るという責任を負わなければなりません。多くのお客様にはご不便をお掛け致しますがご理解をいただき、「この時代、仕方ないよ」とお声掛けいただいたお客様の言葉が励みになったのを覚えています。

であるならば、私たちにできることは何か?
提案力と技術力の向上にあると思います。
働き方改革や上記全てに起因して、お客様にご不便を掛けるならば自分自身の身の振り方から成長させるべきであると感じています。

近年では、ソメイヨシノの開花は4月が当たり前。入学式前後という認識です。
しかし、私の幼少期には卒業式シーズンに開花を迎えていた記憶があります。
秋口を感じるイチョウやモミジも年末に葉が残っている場所もあります。
気候変動によるゲリラ豪雨や猛暑日の連続など、これまでの当たり前はこれからも当たり前ではないことを痛感しています。

時代が流れていく中で、工法や施工基準も当然見直されていきます。
こうしたプロがプロである所以をキャッチして、お客様にご提供していかなければならないと思います。

先日、とある研究者から「土壌微生物」の菌の話を伺いました。
樹木や花の生産過程で、菌を根から取り入れさせると散水の手間を週1回に減らせる研究結果が出ていると聞き、身近な生産者にお願いして「通常生産」との違いを出して欲しいとお願いしました。

こうした過程が結果となれば、SDGsの様に限られた水資源を大切にすることも可能ですし、保水効果も上がるだろう・・・と安易に考えているところです。
私たちも造園家・エクステリアプランナーとして、最善の努力をしてまいります。緑豊かな福岡がこれからも発展することに寄与しつつ、皆様方のお庭が綺麗に保たれ健康であることをご祈念申し上げ、年末の御挨拶とさせていただきます。

本年も多くのお客様方にお世話になりまして、誠にありがとうございました。