社長ブログ

2024年06月29日
グリーンインフラ 総会

本日は「福岡グリーンインフラ研究会」の総会に出席しました。
全国的にも先駆けて発足した本会ですが、今や全国的にもグリーンインフラというキーワードに注目が集まっています。

いま全国各地で線状降水帯など、局地的な雨が続く時期となっています。
そもそも、雨水を自然が吸い込み切れない分が排水溝や河川に流れ出ていた訳ですが、近代化に伴い気候変動によって局地的な雨が自然災害を呼んでいることは周知の事実であり、どの様な対策が必要なのかをいま一度造園業界で考えてみる機会となりました。

今日は本会の会長でもあり、熊本県立大学の教授である島谷幸宏先生を講師として、勉強会を実施しました。こうした知識が、お庭ひとつの貯水地となり無駄な排水を減らす工夫となることを学びました。

全国的にも公園や市街地の地下に、貯水タンクの様な役割を持つ様々な工事が行われ、雨水貯留浸透層など浸水被害を抑える目的で実施されています。かくいう私も、20年ほど前に東京農大 学長であった進士五十八先生の書籍で拝読した記憶があり、そんなに前から問題視されていたことであったのかを思い出していました。

日本国内だけではなく、世界各国で行わなければ変わらない気候変動も、私たち一人ひとりの行動では微々たるもの。しかしながら、造園・外構工事に携わるものとして、頭の片隅に置いておく重要な内容であることを理解しました。