2024年03月03日
未来への一歩
3月3日に40歳までお世話になった公益社団法人日本青年会議所の福岡ブロック協議会の講師としてお招きいただき200名近い方々の前で講演をさせていただきました。
人には「やる気スイッチ」のようなものがあり、そのスイッチは人それぞれであり、どの様な形で講演を締めくくるか悩み、資料を作成し、シナリオを考えること3ヶ月。結局、自分が体験したり先輩方から教えていただいたことしか話せない事を実感し、開き直って講演をしたら大幅に時間をオーバーしてしまい、恥ずかしながら設定された時間通りに喋れなくなっている自分に老いを感じました。
12年在籍した青年会議所で得られたことは多く、マナーや礼儀、会話や挨拶、人脈や経験値。でも、それは全力で活動することを会社が承諾してくれたからであり、社員の皆が支えてくれたからであり、信用が得られるよう行動できた結果であり、その行為や得られたものが今はもの凄く活きていると心から思える。
一歩を踏み出すことは簡単なことではないと思うが、私は引っ張ってくれる先輩がいたから出来たことであると思う。
先輩方に教えを乞うこと。逆に、若者から時代に沿った手法を教わること。
良い背中と悪い背中を見て、真似する部分と真似しない部分を見極めること
結局は自分自身に選択権があり、どう選択していくかは自分の人生。
・祖父
「苦労は買ってでもしなさい」
「与えられた役割を一生懸命やれば、次は一段階あがった役割を与えられる」
「造ったときが100点ではなく、数年先を見越して庭造りをしなさい」
・父
「取引先との会食は御飯を食べに来たわけではない。終わったら御飯を食べさせてあげるから、何周でもお酌してご挨拶に回って仲良くしてもらいなさい」
「感情に任せて怒るのと、教育として叱るのは全く意味が違う。短気は損気」
両親はもちろん、幼少期に曾祖母や祖父母と身近に生活をしてきた私はたぶん覚えていないだけで、いろんなことを教わってきたのだと思う。そういう教育を受けて、その都度選択して生きてきたから、現状の自分でいるのだと昨年の祖父の葬儀で感じた。先人たちは偉大だなぁとつくづく思います。