2016年07月02日
お客様と担当の関係性
建物を引き立てる外観デザイン
ワンポイントが魅せるアプローチタイル
シンプルな門塀を華やかにするアクセントタイル
こちらのお客様と初めてお会いしたのは、ゴールデンウィーク半ばでした。
第一印象は、「センスの良さそうなご夫婦だな」と感じさせるご要望をいただき、何が必要で何が見せ場なのか・・・を模索したのを覚えています。
わざわざ、ご来場いただく訳ですから、「今日は収穫があった」と思って頂くために、叩き台の図面と以前のご要望と、今後の修正を数度重ねて弊社とご契約に至りました。
一つ、新築をされるお客様にお伝えしたいことがあります。
建物は主役でありますが、どんなに建物本体の打合せを重ねて、外観デザインに拘りを持たれていても、外構計画が疎かでは建物が引き立たないということ。
これは、建物本体の外観がどうしても無機質なものであり、そこにブロックや駐車場土間コンクリートを重ね合わせても、引き立てあわないという意味です。
ということは、建物前面に「緑」を入れたり、アクセントとなるデザインが一つあるだけで見栄えが変わるということです。
こちらのお客様は、フェンスを辞めて生垣で転落防止を選ばれたことで、建物の見え方が変わったことを実感したことと思います。また、門塀をシンプルにしたのも拘りの一つで、アイアン調の表札が日光を受けて陰影が門塀に映ることを粋に感じて頂いたこと。
そのため、袖壁には華やかさを出すためにアクセントタイルを貼り付けしたこと。
土間コンクリートで無機質感が出るので、アプローチの一部にアクセントタイルを埋め込んだことで、ワンポイントが浮き出てくる見え方をご理解いただいたものと解釈しています。
以前にもブログで記載しましたが、新築に伴う新築外構は予算が付き物です。
それは、マイホームを建てる際に主役は建物本体であることからだと認識しています。
そのため、外構の予算はあるものの、ご要望の完成イメージまで満たないケースもありますが、その予算の中でいかにご納得いただけるものをご提案・お引き渡しできるか・・・が重要です。
私たちは、エクステリアのプロとしてご予算の中でより良いご提案が出来るよう、スタッフ一同、日々努力していますので、ご不明な点は何でもご相談頂ければ幸いです